これが大学クオリティ?

私は大学で「死刑」について勉強している。存続すべきか、それとも廃止すべきか、未だに結論が出ない。

 『元刑務官が明かす 死刑のすべて』(文藝春秋、2006年5月)という本を読んだ。これは死刑執行のすべてを知る元看守さんが書いた本だ。

 この本によると、死刑執行台に上るまでの死刑囚は確実に怯え、死の恐怖に襲われる。獄中で執行を待つまでの間に宗教の信仰に目覚める者もおり、本当に改心したような活動をすることもよくあるらしい。改心した死刑囚の中には「死刑に服して、少しでも遺族の皆さんの心の傷が癒えるなら」という者もいるそうだ。

 ふむふむ、『痛いニュース』にもあがっていたのでなんとなく読んじゃいましたが、とりあえず『高校生の小論文より酷い』ということだけははっきり分かる。何が良くてこんなもの取り上げてるのか、取り上げもとの姿勢がむしろ問われるんじゃないかと思います。大学生にもなってこんな頭弱そうな文章書いて…という晒し上げなんでしょうか?
 しかし、最後まで読んで私の考えがかわりました。スクリーンショットを取るのはめんどくさかったので、引用しますと

 私の死刑制度への考えは今、ぐらぐらと揺れ動いている。
©2006 OhmyNews

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 わははははは。なるほど、この女子大生にアデランスを勧めるのが本筋だったのか(違うから)(ちなみにPRはランダム表示なため、ばっちりハマってるのは偶然です)
 ちなみに、現行法のままでいくら死刑について論じても結構無意味だったりします。と、いうのも刑法は『死ぬの恐いよね?一番辛いよね?』という想定で死刑を最高罰にしている…のかどうかは良くしらないのですが、少なくとも宅間守のような人物の登場をこれっぽっちも想定していません。死刑が『逃げ』(この考えもどーかと思うが。別に宅間は逃げたかったわけではあるまい)かといって無期懲役終身刑がいかに馬鹿馬鹿しいかは語るべくもありませんね。
 さて、んじゃーどうすればいいかというと、愚考ですが、『無期懲役を下しておいて、ある日いきなり、いつもどおり飯を配給すると見せかけて頭に拳銃をつきつけてさっさと撃ち殺す』のが一番いいんじゃないかなー。死刑とか言うからみんな覚悟しちゃうんであってね、同じ『目には目を』なんて言うんなら連中にも『(比較的)予期しない死』というものを味わわせてやればいいんですよ。多分宅間みたいな例外を除いてものすげー狼狽すると思う。
 いいわけはじごくできく(byよつば)
 でも絶対無理だな。諦めよう。とにかく、今の刑法における死刑を取り上げて『やったほうがいい』『やめたほうがいい』を論じるのはナンセンス。ってことくらい分かれ大学生諸君。と思うわけです。かく言う私も大学生なのですが。