YARAKASHI☆てくにっく!

今、ジャニーズの皆さんが苦しんでいます。彼らはやらかされてるんです。

ヤラカシの内容はとてもひどく今ジャニーズが危ないんです。

夜に彼らの家の近くに車を止めて音楽を最大音量で流したり、家の中にゴミや物を投げられたり、ストーカーをされたり大変なんですよ。亀cなんてコンサートでうちわに亀×とか書かれたうちわを持ってこられたり、亀死ねとかもです。

 ヤラカシ、オリキ、と言った言葉を聞いたことがあるでしょうか?詳しくはキーワードにリンクがついているのでそちらからご覧頂きたいのですが、そのヤラカシとやらがこういうことをやっているみたいです。なんというか、みちアキの人とも言ってたんですけど『やらかされてるんです』っていう日本語にどことなくおかしみを感じます。可愛いですね。
 オリキ、のほうからリンクを辿っていただくとわかるのですけど、彼女達はかなりのテクニカルタームを使っているようで、こんなの普通に会話内で出されたらどうしようもありません。テクニカルターム自体の生成過程は少々興味ありますけどね、日本語を学ぶものとしては。その中でも『茶の間』というセンスはそれなりに輝くものを感じますね。言葉にすれば長くなるものを、変に横文字にしたりせず、略すこともせず、日本人の価値観に訴えるスラング、お見事としか言うほかありません。それに比べると『トップさん』だとか『イッピ』なんかはダメですね。センスが感じられない。頭が弱そう。まぁそれ以前にたかだかアイドルの追っかけごときにシステムやヒエラルキーを生み出そうとする、彼女らの勘違いした集団意識が気違いじみていると考えるといいかもしれませんがそれはあんまりですし。
 と、いうのも元来『統率』や『ルール』が必要となるのはそれらがなければ文字通りのアナーキー状態になる場合です。つまりそれらへの服従は自ら考える事を放棄した証左であるか、もっと過激に言うなら『集団やルールへの従属なくしては私は暴走しかねない人間ですよ』という自分のくだらなさを認めている事を自ら露呈していることにもなりかねない。『そうじゃない。それに属さないとおっかけをやれないんだ』と言う主張が電波に乗って聞こえそうではあるけれど、彼女達の行動が、そういう世界とは無縁の私のような人間にとって与える印象といえばそんなもんです。なんとも、日本人的。悪いとはいわないけど、それをアイドルの追っかけなんかでやる意味はあるでしょうか。『そうじゃない〜』の主張だけはまぁ、私も日本人なので理解出来なくはないのですけど、それをはじめた人たちは確実に前者2つのカテゴリからは逃れられない、自らの倫理的脆弱性を顕在化させている人たちであるとしか言いようがありません。追記するなら『ルール』を設定するという行為は『してもいい上限』を定める行為でもあります。何を持って彼女達がそのルールを規定しているのかは分かりませんが、彼女らが『自担』と呼ぶメンバーに直接確認したのでしょうか、また、その確認が本来的に『彼らが望む本音』であるかどうかという空気は読んでやっているのでしょうか。なるほど、そのルールを確認した限りでは確かに『こういう事は控えて欲しいなー』と思われているであろうようなことは網羅してあるようだし、担当(追っかけしているメンバーという意味)や地域によっても変わるそうなので一見安心なように思えるのですが、そこに安住していると本来的に彼女らが『喜んで欲しくて。自分も喜びたい』と思っている相手への思わぬ負担になりかねません。『ルール』というものの思わぬ怖さがそこにはある、ということが彼女達に果たして理解出来ているのでしょうか。
 そしてもう一つ、これは別にケンカを売っているわけではないのですが、あえて過激な意見を書きます。それは、『ルール』というものが本当に必要なのか、ということ。
 まず最初に、『ルール』を守らない人間(彼女らの言うところのヤラカシ)がどういう目にあうのかは私は知らないのですけど、実際問題、違法行為に対するペナルティ以外のそれがないならそもそも『ルール』なんてあってもなくても一緒じゃないでしょうか。法律が法律たり得るのはその『ペナルティ』によるものであって、我々の『(広義の)倫理』に期待しているものではありません。ペナルティがないならば、やる人はいくらだって犯罪を犯すのは、これは自明と言えます。と、いうことはつまりルールがなくても、やらない人間はやらないし、あってもやる人間はやります。当たり前すぎて涙が出ます。じゃあここでもちろん疑問になることなのですが、『やっても違法範囲にはならないルール外の行動』をとった場合オリキのコミュニティ内でなんらかの制裁があるのでしょうか。もちろんそんなことはありませんよね?ローカルルールを守らせるための『私的超法規的措置』(端的に言うと、リンチ)がそこに存在するような組織であるならば、それは彼女たちの構成しているコミュニティ自体の大義名分を大きく損なう事になりかねないと思いますが。後でツッコミを入れられないために言っておきますが、これはたぶん『一定のルール提示によって『彼女たちの法律』についての『基礎知識』(コレに関して新人オリキは当然無知であるので)を植え付ける事によって、集団意識と縛りを与える』ことに大きく役立っていると思います。『ルール』というか『新人さんへのアドバイス』とでも言ったほうが原義的ですかね。なのでこちらの疑問に関してはまぁ、わかっているけど段階思考を踏んでみただけのただの独り言になりますでしょうか。
 さて、どちらかというとこちらが過激な本論になります。これまでは彼女達の理屈を追っていく形で述べましたが、今度はそもそも『アイドル』というものがどういうものかということについて、ごくシンプルに言及します。彼らは、ぶっちゃけもてはやされるのが本業です。本来的な『芸能』というものに関して達者である必要はなく、偶像としての機能(インターフェース)がきちんと確立されていればあとは外見がSレベル(少なくとも信奉者にとっては)なのだから勝手に人気が出ます。ただ、ここでとりあげるべきなのは『もてはやされ方に限界はあるべきか』ということです。よくアイドルのプライベートにまで干渉すべきではない、という倫理観があるようなのですが、まぁプライベートに関してはおおむね同意です。はい、そうなるとカンの鋭い方はもうおわかりかもしれませんが『プライベートって何だ?』ということに言及しなくてはいけません。事務所までがお仕事でその先はプライベート?アイドルが収録やコンサートの後どういう道順を辿って帰ったりするのかは分かりませんけど、直接帰るとするならば会場から半径何メートル離れたらプライベートだからアウト、とかいう指標があるのでしょうか。むむむ。もしそういう指標があったとして、それは誰が決めてんだ?やっぱトップさん?はい、結局ここでも『ルール』による妙なおかしみが出てきます。うーん。すでに体系化されたものに言及するのはこんなに難しいのですね。勉強になります。閑話休題。これはもうプライベートとお仕事の境目というのは、わからなさそうです。その前提の上に極論を出すと、『アイドルのもてはやされ方に限界はなくていい。違法行為だけをしなければいい。よってローカルルールは不要である。彼らはそれが仕事なのだから違法行為をされない限りは粛々と受け止めるべきだ』と、こうなると思います。勿論極論であり実際にはそぐわないものだというのは分かっているのですが『ルール』で決めるよりは各自判断にすべきじゃないのん?と思うわけです。その結果プライベートがなくて辛いんなら最初からそういう客層が着くってわかってるアイドルなんかになるんじゃねぇ。もしくは事務所が徹底保護しろ。と思う人もいなくはないんじゃないでしょうかね。
 さてさて、ここまでは別にオリキ批判でもなんでもなく、彼女達の行動そのものについて簡単に解析した形にしたいのであって追っかけが集団になろうがルールを作ろうがどうでもいいのですが、『ヤラカシ』になるとどうもそうはいかないようです。『団扇に×をつけたり』とか『MC中に騒いだり』とかいうのはともかくとして、家に押しかけて音楽をならしたりゴミを捨てたりすること、これはよくないです。何がよくないっていう定義としてですが、私は単純に『違法行為』であることだけを見ています。中でも『吹き矢』はヤバいです。多義的にヤバイ。ウケちゃいけないけどウケる。なんだ吹き矢って。『マナブはニンジャだから』(押尾語録)とか言われたいのかな(なわきゃない)。おいといて、んー…どうなんでしょうね、こういった行動。いや、勿論悪いということはわかっていますし多分ヤラカシさん達もわかってはいるんでしょうけど、やっちゃう、というのはやっぱり『愛ゆえ』なんでしょうかね。偶像崇拝者同士の小さな宗教戦争とも言えるかもしれません。どっちが正当崇拝者かなんてことは法律を抜きにするとぶっちゃけわからないですね。なにげにこの紹介記事でも『転載!転載!』と叫んでいる様は『善意のひと』を思い起こさせますし。
 問題なのは、当たり前の事ですが『これは宗教ではない』という事でしょうか。『宗教的』ではあるけど『宗教ではない』これは非常に大きな違いです。彼女達は、それが宗教ではないにも関わらず『自分とは決して縁故にはなりえない他者』のために大きなリスクを冒しています。それは、『椎名林檎は神!』だと思いつつも『茶の間以下』にとどまっているところの私にはさっぱり分からない行動原理なのですが、やめておいたほうがいいと思います。追っかけのために犯罪を犯す、なんてことがどれだけ馬鹿げているかは考えたら、どころか考えなくてもわかることです。それでもあえてやっちゃうのはなぜ?と考えたとき、ハタと気づきました。『これはもしかすると理由の一つに、煽動者がとても優秀であることがあげられるかもしれない!』と。具体的に書けばこんなふうになるでしょうか

やらかし☆テクニック
「う〜っ、亀!亀!」
 今、コンサート会場から全力疾走で帰っている私は予備校に通うごく一般的な女の子。
 違うところがあるとすれば亀梨和也にムカついてるってとこかナ……
 名前は野原良子
 そんなわけで、少しクールダウンするために夜の公園に飛び込んだのだ。
 ふと見るとベンチに一人のオリキが座っていた。
 ウホッ!いい女…
 そう思っていると突然その女は私の見ている前で亀梨の団扇に×をつけはじめたのだ。
「やらかさないか」
 そういえばこの近所に亀梨の家があるということで有名な公園だった。
 ヤラカシに憧れていた私は誘われるままホイホイと亀梨の家までついて行っちゃったのだ♪
 彼女―
 ちょっとボーイッシュな女子大生で柏本直子と名乗った。
 ヤラカシ行為もやり慣れているらしく家の前まで来るなりラジカセで『引っ越しおばさんの歌』をかけはじめた。
「よかったのかいホイホイついてきて。私はイッピだって構わず引きずりこんじまう人間なんだぜ」
「こんなことはじめてだけどいいです…。私、柏本さんみたいな人好きですから」
「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあとことんやらかしてやるからな」
 言葉通りに彼女はすさまじいヤラカシだった。
 私は、というと亜音速で庭に投げ捨てられるゴミの山に目を奪われたように放心していた。
 しかし、その時思い出した事が…
「うっ!…や…ヤバイ」
「ん?もうかい?意外に常識的なんだな」
「ち、ちがう…バッグに彼氏がイタズラで入れたポーションが入ってたの忘れてたんです…イライラしていたのもそのせいで…」
「そうか………いいこと思いついた。君、給水タンクの中にポーションを入れろ」
「えーっ!タンクの中にですかァ?」
「女は愛嬌!謝ったら許して貰えるさ。きっといい気持ちだぜ」
「ほら、遠慮しないでこれも使ってみろよ」
 彼女はそう言うと、他のポリ袋いっぱいに詰まったポーションを私の前につきだした。
 給水タンクの中をそっくりポーションにしようなんて、なんてヤラカシ行為だろう…
 しかし、亀梨の家をじっくり見ているうちに、そんな極悪行為をためしてみたい欲望が…
「それじゃあ、家に入ります」
 私はそう言うとポーションの山を携えて家に侵入した。
「入りました…」
「あぁ…次はポーションだ」
「それじゃ出します…」
「いいぞ…タンクの中がどんどん青くなっていくのがわかるよ…」


 こんな感じでしょうか(内容の細かいツッコミ禁止)
 これくらいすごい勧誘ならやる人もいるかもしれないなぁ…(笑)


まとめ
 
 吹き矢は危険なので攻撃以外の用途でしたらこちらの注意をよくお読みの上ご使用下さいね!